下地の確認
ドーエールーフは、金属板に裏打ちした非加硫ブチルゴムによる粘着工法のため平滑度が大きな要素となりますので事前に確認して下さい。

不 陸
コンクリート造・・・普通モルタル金ゴテ押えとして下さい。 鉄骨造・・・野地板のジョイントの段差・隙間は3㎜以内として下さい。

下地乾燥具合
モルタル・野地板を問わず、下地の乾燥度合いをチェックして下さい。
クラフトテープ貼り
モルタル下地の場合、コンクリート中の水分の気化による防水シートの膨れを防ぐ目的で、防水シートの中央部に位置するよう脱気テープを貼って下さい。 野地板下地の場合、揺れによるシートの破れを防ぐ目的でジョイント部にテープを貼って下さい。
役物取付け
軒先水切・ケラバ水切等の役物をビス又はアンカーで取付けます。
プライマー塗布
下地に専用プライマーを1缶あたり60~80㎡の割合で下地が見えなくなるまでしっかり塗布して下さい。 (役物にも塗布してして下さい。) プライマーが乾燥するまで30程分度のオープンタイムをとって下さい。塗布後、4~5時間以内に専用防水シートを貼って下さい。
防水シート施工

軒先・ケラバより10㎜程度すかして水下から裏面のリケイ紙を剥がしながらシワにならないように施工して下さい。シートのジョイントは縦・横100㎜以上重ねて下さい。下り谷・下り棟は増貼りして下さい。 シートが3重になる部分は、ブチル系のコーキングをして下さい。 シートの重ね部はゴムローラ(市販品)等で十分に転圧して下さい。 冬場気温の低い時は、シートの上に再度プライマーを塗布して下さい。

※勾配が1寸以下の場合はシート二重貼りとして下さい。

墨出し
軒先の先端より、働き幅190(260)㎜の横墨を出してから建物の中心より1,200㎜と600㎜の横墨を出して下さい。
本体施工
ドーエールーフの本体のリケイ紙を剥がして、葺き足方向に向かって端部よりジョイント部分の確認をして墨出しの位置にハゼの掛かりを確認して仮葺きをします。
刀刃と拍子木でハゼを締め、本体を圧着して下さい。
水上役物取付
水上の役物は、本体と同質の役物テープを金属板の裏面全体に貼りつけて施工して下さい。 上下ハゼをつかみ、刀刃・拍子木等でハゼ締め十分に圧着します。

補修
ブチルテープが付いている箇所は、専用オイルにて丁寧に拭き取って下さい。 傷がある場所は、補修ペンキを塗って下さい。
 
検査
圧着状況を確認してください。 施工上の確認(美観性)を確認して下さい。
 
完成